カンテレ・フジテレビ系の月10ドラマ『GTO』(毎週月曜よる10時、反町隆史さん主演)。
伝説の教師・鬼塚英吉が連続ドラマとして28年ぶりに帰ってきた本作の、8月10日放送・第4話。その撮影現場のひとつが、東京・調布の深大寺エリアにある理容店「センス理容室」さんなんですよね。
センス理容室さんとは少し関わりがあって、せっかくなので取材させていただきました!
ロケは朝5時50分から約4時間。40名規模のスタッフと、反町隆史さんをはじめとするキャスト陣が集結した早朝のロケは、店主にとって「大変なこと」と「うれしいこと」が入り混じる、忘れられない一日になったようです。
この記事では、店主さんへの取材をもとに、テレビでは決して映らない“撮影現場のリアル”を、良かった点も、ちょっと微妙だった点も含めて、正直にお届けしていきますね。
GTO第4話:ロケ地は「鬼塚の教え子の家」だった
まず気になるのは「この店がドラマのどこに映るの?」というところですよね。取材で店側から確認できたのは、次のあたりまでです。
今回の設定は「鬼塚(英吉)の教え子の家」。使われたのは店の外観と自宅側の玄関、それから店の一部で、自宅の中はセットを組んで撮ったそうなんですよね。
事前に公開された第4話の場面写真にも、店の前を通る武蔵境通りの歩道がしっかり映り込んでいました。

こちらは公式HPからご覧になれます:https://www.ktv.jp/gto2026/topics/t23.html
ちなみに店主さんいわく、前回貸したフジテレビ『愛のがっこう』のときは“ボロボロで貧乏な理美容室”という設定だったそうで、「今回はリッチな理容室の設定かもしれませんね」と笑っていました。
実はこのときに初めて取材させてもらったのがきっかけで今回も教えていただいたんですよね(^^♪
第4話は、女子生徒・鈴木百花(大島美優さん)を軸に“鬼塚はずし”が動き出す回。予告では「家出した生徒に魔の手が迫る」とも描かれているので、この店が「教え子の家」として、玄関先や店前の歩道あたりで映ってくるんじゃないかなと思います。
取材で店主にお聞きしたところ番組放送までは、店主もどの場面か分からないようです。
正直なところ、こちらで分かっているのは「教え子の家として、外観・玄関・店前の歩道が使われた」という店側の情報まで。実際にどのシーン・どのカットになるかは、放送を確認するまでわからないんです。
※第4話の公式あらすじ・場面写真はオリコンニュースの記事などで公開中です。
なぜ、この理容室が選ばれたのか
そもそもの始まりは、東京都が運営するロケ地マッチングサイト「東京ロケーションボックス」だったそうです。センス理容室さんは貸出条件と料金をこのサイトに登録していて、それを見た制作会社から連絡が来たんですね。
実はこの春、同店には撮影オファーが立て続けに5件も舞い込んでいたんだとか。ドラマ、ミュージックビデオ、都のCM……。
土日祝は営業のため貸せないとちゃんと書いてあるのに「土曜に休んで」という打診も少なくなくて、断ったり、選考に落ちたりが続いていたそうです。そんな中で決まったのが、いちばん大きな『GTO』。当初は店内と外観の予定だったのが、制作側が自宅側の玄関まわりを強く気に入って、使う範囲がだんだん広がっていったみたいなんですよね。
取材者「決め手は何だったんでしょうか?」
店主さん「外観と、玄関、それから店の一部ですね。自宅の中はセットを組むので使わないと。ロケハンのとき、監督さんやカメラマンさんが『いい場所で撮れる』と確認してくれて、制作の一番上の方が『あ〜良かった、決まりそうですよ』と漏らしていたのが印象的でした。その日の夕方に、決定の電話をいただきました」
店主さん、実は以前もフジテレビのドラマに店を貸した経験があるんですよね。その縁が業界内で「休んでまで貸してくれる協力的な店」という評判につながっていたそうで、ご本人いわく「ありがた迷惑な話ですよ」とのこと(笑)。でも、そういう積み重ねの先に、今回の大きな作品があったのかもしれません。
店主さん「正直、断った案件も多かったんですよ。うちは土日祝は営業なので貸せない、ってちゃんと書いてあるのに『土曜だけ』って言われたり。それでも今回は、まさか一番すごい『GTO』が決まるとは思っていませんでした。反町さんとは、以前からちょっとご縁があったのかもしれませんね」
ロケの主役は、なんと「タイル」だった

この店を語るうえで外せないのが、外観の階段脇と駐車場に新しく張られたタイル。実はこのタイル、ジブリパーク「魔女の谷」の“魔女のトンネル”を手がけた職人さんの作品なんだそうです。監督もスタッフもこのタイルをすごく気に入って、階段前での演技を長い時間かけて撮っていたんだとか。撮影の前日にも、制作スタッフがわざわざ写真を撮りに来たそうですよ。
店主さん「ジブリの仕事は設計図がなくて、絵だけで指示されるので、それはもう大変だったそうです。その方に張っていただいたタイルなんですが、監督もスタッフも本当に気に入ってくれて。階段前での演技を、ずいぶん長い時間かけて撮っていました。手前味噌ですけど、うちの外まわりは“映える”と思いますよ(笑)」
建物そのものも、撮影隊の目を引いていたようです。ベテランのスタッフさんが「建物が素晴らしい」「こんな場所なかなかない」と声をかけて、築年数やスキップフロア構造について熱心に質問してきたんだとか。拡幅で都道沿いになった好立地に立つこの建物、そもそも“絵になる”佇まいなんですよね。
現場の空気――良かった人、ちょっと微妙だった人
ここからは、忖度なしの現場レポートです。
40名規模の大所帯だけあって、スタッフさんの“愛想”には、正直かなり温度差があったみたいなんですよね。
【良かった点】

今回撮影した中島悟監督は、とても丁寧な方だったそうです。まだ撮影が決まっていないロケハンの段階から、毎回きちんと挨拶してくれて、店主も恐縮するほど。撮影後にも「いい絵が撮れました、ありがとうございました」と労いの言葉をかけてくれて、差し入れの冷たいおしぼりを渡したら「これいいですね」と素直に喜んでくれる、気持ちのいい方だったみたいです。店主さんは、監督の作品では『GTO』と、大野くん主演の『怪物くん』をご存じなんだとか。
ベテランのスタッフさんの中には、店主の名前を覚えて気さくに声をかけて、「建物が素晴らしい」「映える」「こんな場所なかなかない」と建築を褒めちぎってくれる人もいたそうです。築年数やスキップフロア構造について熱心に聞いてくる様子には、作り手ならではの目線を感じたようですね。
そして、店主が「殺伐とした中で、本当に癒された」と振り返るのが、若手キャストの礼儀正しさ。娘役を演じた大島美優さんは、マネージャーさんの紹介で「鈴木百花役の大島美優です、宜しくお願いします!」と、丁寧かつ爽やかに挨拶してくれたそうなんですよね。
緊張感の漂う現場を、ふっと和ませてくれたんだとか。付き添いの大手事務所のマネージャーさんも、店主と小一時間も世間話に付き合ってくれる気さくさだったそうです。「将来有望な生徒役を厳選した」と報じられている本作らしく、この子は伸びるなあ、と感じさせる立ち居振る舞いだったみたいですよ。
【微妙だった点】
一方で、進行・交渉を担当したスタッフとは、正直ちょっとぴりぴりした場面が続いたようです。
店主さん「担当の方が3人いらしたんですが、連携がうまく取れていなかったのか、料金の条件を何度説明しても行き違いが起きてしまって。撮影時間を短く収めたかったのか、当日は汗だくで交通整理をされていて、こちらも何度も呼び出されて……正直、居たたまれなくなって2階の自室にこもってしまったくらいです(笑)」
事前に「役者さん以外は撮影OK」と聞いていたはずが、当日の朝に急に「スタッフも機材も撮影一切禁止」と方針が変わったり、という場面もあったそうです。こういう“使う範囲がじわじわ広がる”“条件が二転三転する”のは、店主いわく「撮影現場ではよくあること」らしいんですよね。それでも、上司にあたる制作担当の方が「別料金は最初からの約束です」ときちんと割って入ってくれて、大きなトラブルにはならずに済んだそうです。
店主さん「差し入れに冷たいおしぼりを出したら、担当の方もちょっと態度が軟らかくなって(笑)。最後の精算の頃には、やり切った感で、みんな満足そうでしたよ。悪いことも多かったけど、お客さんに話すネタがずいぶん増えました。意地悪なお客さんもたまに来ますから、対応の勉強にもなりますしね」
ご家族には「毎回大変な目に遭うのに、よく貸すよね」なんて言われるそうなんですが、店主さんの受け止めは、驚くほど前向きなんですよね。
店主さん「何事も勉強になりますからね。ドラマの撮影なんて、そうそう経験できることじゃない。大変でしたけど、終わってみればぜんぶ良い思い出で、お客さんとの会話のネタです。またお願いされたら? うーん……たぶん、貸しちゃうんでしょうね(笑)」
酸いも甘いも“ネタ”に変えてしまう、この店主の懐の深さとユーモア。何度もロケ地に選ばれる理由は、案外このあたりにあるのかもしれませんね。
主演・反町隆史さんとの“ニアミス”エピソード
肝心の反町隆史さんはというと、店主とは直接お話しはできなかったそうなんですが、ご家族にはきちんと挨拶してくれたそうです。
中でも忘れられないのが、店主のご家族が階段で反町さんとばったり出くわして、「トイレお借りしました」と気さくに声をかけられた一幕。まさかこんな場面で、とご家族は固まってしまったんだとか(笑)。
飾らない人柄がにじむ、なんとも微笑ましいエピソードですよね。
店主さん「私自身は反町さんと話せなかったんですが、家族にはちゃんと挨拶してくださって。ああいう大スターなのに、偉ぶらない方なんだなと。それだけでも、お店を貸した甲斐がありましたよ」
GTO第4話:ロケ地&周辺スポット紹介
センス理容室(調布・深大寺)
▼ センス理容室 公式サイト https://takaos.web.fc2.com/
- 場所:東京都調布市深大寺元町、武蔵境通り沿い。神代植物公園・深大寺エリアからほど近い高台に立っています。三鷹市大沢にも隣接。
- 目印:青白赤のサインポールと、三角屋根の玄関ポーチ。そして“ジブリパークの職人”が手がけた階段脇のタイル。第4話では、この階段まわりと店前の歩道が使われているはずです。
- 建物:拡幅で都道沿いとなった好立地に立つスキップフロア構造。撮影スタッフが「なかなかない」と唸った外観は、実際に足を運ぶ価値ありですよ。
あわせて楽しみたい深大寺エリア
撮影のあった深大寺周辺は、都内でも屈指の“散策映え”スポットが集まるエリアなんですよね。名物の深大寺そばのお店が門前に軒を連ねていて、隣接する神代植物公園はバラ園や大温室で知られています。
ゲゲゲの鬼太郎ゆかりの茶屋もあって、ロケ地巡りとあわせて半日たっぷり楽しめます。センス理容室さんで身なりを整えてから、深大寺散策へ――なんてコースも、なかなか良さそうです。
まとめ
28年ぶりに復活した『GTO』第4話のロケ地となった、調布・深大寺のセンス理容室さん。「鬼塚の教え子の家」という設定で、店の外観や玄関、そして店前の武蔵境通りの歩道が画面に登場します。具体的にどの場面になるかは、ぜひ本編で確かめてみてくださいね。
40名規模の大所帯が押し寄せた早朝のロケは、監督や若手キャストの温かさと、進行まわりのぴりぴり感が入り混じる、実にリアルな“撮影現場”だったようです。それでも、ジブリパークの職人が手がけたタイル、スタッフが唸った建築、そして何より、どんな出来事も笑い話に変えてしまう店主の懐の深さ――。この店が繰り返しロケ地に選ばれる理由が、取材を通してよく分かった気がします。
第4話の放送は8月10日(月)よる10時、カンテレ・フジテレビ系。店前の歩道や、あの階段まわりが画面に映るはずですよ。放送を観たあとは、ぜひ実物を見に、深大寺まで足を運んでみてくださいね。
▼ センス理容室 公式サイト https://takaos.web.fc2.com/
※この記事は店主への取材にもとづいて構成しています。ロケ地に関する記述は、店側から確認できた情報(設定・使用箇所)と、公開済みのあらすじ・予告にもとづくものです。実際に登場する場面・カットは放送でご確認ください。番組の公式場面写真・出演情報は、各公式サイトをご覧くださいね。


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